設計とは総合芸術であり、総合バランスだと心得る。即ち、建築における美とは、あくまで総合的な結果の美であり、建築は他の芸術、絵や彫刻、モニュメントの類と並べみるべきものではない。何故なら建築美とは機能美に他ならない。敷地やコスト、
気候風土、そして人、全ての条件のもとで、最善の調和への到達―それが設計である。芸術の為の建築、そこに人の存在を忘れたものは建築として評価されるべきではないと心得る。私が建築に求める芸術は、機能美そのものである。
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